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RefrainTag.mac

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ダウンロード

• RefrainTag.mac　Version 1.2　(2002/07/26)　7,213バイト
• readme.txt

概要

• HTML を書くとき、決まったパターンで現れる要素群を繰り返し入力するためのマクロです。直前にあるタグと同じものを探して、その直後に現れるタグをカーソル位置に複写します。

  <H2>見出し</H2> <DIV class="section">内容</DIV> <H2>見出し</H2> |

  →

  <H2>見出し</H2> <DIV class="section">内容</DIV> <H2>見出し</H2> <DIV class="section">|

  <TR><TD>　</TD></TR> <TR>|

  →

  <TR><TD>　</TD></TR> <TR><TD>|

  （動作イメージ： 縦線はカーソルを表す）

使い方

• 次のタグを書きたい場所にカーソルを置いてマクロを実行します。

  <A href="../"><IMG src="icon.gif"></A> <A href="../">|

  →

  <A href="../"><IMG src="icon.gif"></A> <A href="../"><IMG src="icon.gif">|

• 終了タグが省略可能な要素については、要素ごとに終了タグを省略しているか否かをあらかじめ設定しておきます。

実行例

• コンセプトは「前に出てきた奴の真似をする」です。

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     |   </LI> </UL>

  →

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">|   </LI> </UL>

• 原則として直前に出てきたパターンの真似をします。

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     <IMG src="ichigo.gif">   </LI>   <LI>     |   </LI> </UL>

  →

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     <IMG src="ichigo.gif">   </LI>   <LI>     <IMG src="ichigo.gif">|   </LI> </UL>

• ただし、自分より深いところや浅いところに出てくる奴は真似しません。

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">     <UL>       <LI>         <IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>   </LI>   <LI>     |   </LI> </UL>

  →

  <UL>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">     <UL>       <LI>         <IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>   </LI>   <LI>     <IMG src="fruits.jpg">|   </LI> </UL>

  <UL>   <LI>     <UL>       <LI>         <IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     <UL>       <LI>         |       </LI>     </UL>   </LI> </UL>

  →

  <UL>   <LI>     <UL>       <LI>         <IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>     <IMG src="fruits.jpg">   </LI>   <LI>     <UL>       <LI>         <IMG src="ichigo.gif">|       </LI>     </UL>   </LI> </UL>

• とはいえ、カーソルの前にあるのが単独タグだった場合はその要素のネスト深度をカウントできないので、深さに関係なく直前にある奴の真似をします。

  <UL>   <LI>     <HR><IMG src="fruits.jpg">     <UL>       <LI>         <HR><IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>   </LI>   <LI>     <HR>|   </LI> </UL>

  →

  <UL>   <LI>     <HR><IMG src="fruits.jpg">     <UL>       <LI>         <HR><IMG src="ichigo.gif">       </LI>     </UL>   </LI>   <LI>     <HR><IMG src="ichigo.gif">|   </LI> </UL>

• 終了タグを省略する設定になっている場合も同様です。

  <UL>   <LI><IMG src="fruits.jpg">   <UL>     <LI><IMG src="ichigo.gif">   </UL>   <LI>| </UL>

  →

  <UL>   <LI><IMG src="fruits.jpg">   <UL>     <LI><IMG src="ichigo.gif">   </UL>   <LI><IMG src="ichigo.gif">| </UL>

• 省略するはずの終了タグが存在した場合、その要素内は無視されます。

  <UL>   <LI><IMG src="fruits.jpg">   <LI><IMG src="ichigo.gif"></LI>   <LI>| </UL>	→	<UL>   <LI><IMG src="fruits.jpg">   <LI><IMG src="ichigo.gif"></LI>   <LI><IMG src="fruits.jpg">| </UL>		<UL>   <LI><IMG src="fruits.jpg">   <LI><IMG src="ichigo.gif"></LI>   <LI><IMG src="ichigo.gif">| </UL>
  		</LI>を省略する設定のとき		</LI>を省略しない設定のとき

アルゴリズム

1. <TR>(4)   <TD>(5)　</TD>   <TD>   　</TD> </TR>(3) <TR>(2)   |(1)<TD>(6)

   カーソル位置 (1) から文頭へ向かってタグを検索します。
2. ｛終了タグ | 開始タグ｝にヒットしたら (2) そのタグに対して｛ペア探索｜逆ペア探索｝を行ないます。
3. ｛ペア｜逆ペア｝を見つけたら (3) そのタグに対して｛逆ペア探索｜ペア探索｝を行ないます。
4. ｛逆ペア｜ペア｝を見つけたら (4) そこから文末へ向かってタグを検索します。
5. タグにヒットしたら (5) それを取得します。
6. 元の場所に戻って (6) 取得したタグを挿入します。
   

• 最初にヒットしたのが単独タグだったら？
  　次のステップ (2)→(3) を飛ばして、ペア探索 (3)→(4) を行ないます。

• <DIV>　 ←[A]   <DIV>   </DIV>　←[C] </DIV>　←[B] <DIV>   <DIV>　 ←[D]   </DIV> </DIV>

  逆ペア探索とは？
  　右図に示すネスト構造において、 [A] と [B] を互いに「ペア」、[C] と [D] を互いに「逆ペア」と呼ぶことにします。 [C] とその上の <DIV> はペア、 [B] とその下の <DIV> は逆ペアです。
  　文頭へ向かって検索する場合、 [B] から [A] を見つけるのが「ペア探索」、 [D] から [C] を見つけるのが「逆ペア探索」になります。
  
• このマクロがやっていることはこれだけです。「<TR> の次には <TD> が来るはずだ」といったような、要素の内容モデルに関する情報を持っているわけではありません。したがって、カーソル位置の直前にあるのと同じタグ（属性は違ってもよい）が、カーソル位置より上方（かつ同じネスト深度）にあらかじめ入力されていなければ、このマクロは用をなしません。

仕様

• 秀丸エディタ Version 3.08 で動作確認しています。他のバージョンでもたぶん動くでしょう。
• W3C HTML 4.01 を基準に作っています。 XHTML 1.0 でも一応使えるようになっています。 HTML 3.2， HTML 2.0 でもたぶん大丈夫でしょう。
• 要素同士は正しくネストしている（入れ子になっている）ことを前提としています。
• コメントは認識しません。コメント内も地の文と同様に扱います。
• （現バージョンでは）同じタグを探す際に属性の違いは考慮されません。

  <DIV class="pic"><IMG src="photo.jpg"></DIV> <DIV class="desc"><P>　</P></DIV> <DIV class="pic">|

  →

  <DIV class="pic"><IMG src="photo.jpg"></DIV> <DIV class="desc"><P>　</P></DIV> <DIV class="pic"><P>|

制限事項

• W3C HTML 4.01 の規格に準拠していない文書に対する実行結果は保証できません。
• 終了タグが省略可能な要素に関しては、設定と実際の記述が合っていない場合の実行結果は保証できません。
• 開始タグのみの省略には対応しません。
• 開始タグの要素名の後は「 」（半角スペース），「/>」，「>」のいずれかでなければなりません。
• 終了タグの要素名の後に「>」以外の文字があってはなりません。
• タグ内の改行は1回までに限られます。

詳しくは CloseTag.mac Version 3.3 の制限事項を参照してください。

XHTML で使用する場合

CloseTag.mac Version 3.3 の同じ項目を参照してください。

参考文献

CloseTag.mac Version 3.3 の参考文献と同じです。

フィードバック

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