Popnote
Version 1.02 2007/10/19
- HTML で注記を処理するマクロです。括弧で囲まれた文字列を脚注に変換&マウスオーバーでポップアップ表示します。
- 括弧が入れ子になっていても OK! 正しくネストした脚注を生成&マウスオーバーで多段ポップアップ表示します。
- 括弧の定義を変えることで LaTeX 形式 \footnote{ 〜 } 、 Wikipedia 形式 <ref> 〜 </ref> 、はてな記法 (( 〜 )) など任意のフォーマットに対応できます。
- 脚注から括弧書きに逆変換できます。
- 短いサンプル
-
無線設備規則 より抜粋。
- 長いサンプル
-
法人税法 より引用。元ファイルサイズ = 約 1.1MB 処理時間 = 48秒/4090個
- 秀丸エディタ ver 6.00 以降 をお使いですね?
- 田楽(でんがく) DLL v2.20 以降をインストールしてください。なくても使えますが、田楽 DLL があると処理速度が最大2倍ほど速くなります。
- Popnote.mac をマクロファイル用のフォルダに置き、適当にマクロ登録・キー割り当てをしてください。
- ポップアップ機能を使うには、同梱の dat2html_popup.js を対象ファイルと同じフォルダに置きます。
- 処理したいファイルを秀丸エディタで開き、 Popnote.mac を実行します。
- プレーンテキストの場合、「HTML 化しますか?」とか聞かれます。 [はい] を押すと適当な HTML に変換されます。 [いいえ] を押すとプレーンテキストのまま処理します。
- dat2html_popup.js を読み込むようになっていない場合、「ポップアップ表示を有効にしますか?」とか聞かれます。 [はい] を押すと HEAD 要素内に SCRIPT 要素が追加されます。 [いいえ] を押すと何もしません。
- 脚注用のタグがひとつもない場合、「脚注を次のタグの前に挿入します」とか言われます。目印となるタグを正規表現で入力し、 [OK] を押してください。 [キャンセル] を押すと何もしません。
- 「脚注を括弧書きに展開しますか?」と聞かれます。 [はい] を押すと逆変換処理が行われます。 [いいえ] を押すとスキップします。
- 「括弧書きを脚注に変換しますか?」と聞かれます。 [はい] を押すと変換処理が行われます。 [いいえ] を押すとスキップします。
- あとから括弧書きを追加して脚注に変換すると番号は追番になります。番号を振りなおすには一旦括弧書きに逆変換してから再度脚注に変換します。
設定は Popnote.mac の冒頭部分に記述します。
- $NoteOpen
- $NoteClose
-
注記開始記号と注記終了記号を定義します。両者に挟まれた部分が注記内容になります。2文字以上の文字列でもかまいませんが、開始記号と終了記号は先頭1文字だけで判別できなければなりません。
$NoteOpen = "(";
$NoteClose = ")";
- $NoteMark
-
注記のあった場所に挿入される注記マークを定義します。★
$NoteMark = " <a href=\"#R{n}\">>>{n}</a> ";
- $NoteLimit
-
注記終了記号を忘れたときの強制終了位置を正規表現で指定します。注記が深くネストしていても、これにヒットした個所の直前で必ず地の文に戻ります。
$NoteLimit = "<(?!/?(a|abbr|acronym|b|bdo|big|cite|code|dfn|em|font|i|kbd|q|s|samp|small|span|strike|strong|sub|sup|tt|u|var)\\>)";
- $FootBegin
- $FootEnd
-
脚注開始タグと脚注終了タグを定義します。この間に脚注アイテムが挿入されます。
$FootBegin = "<dl class=\"footnote\">";
$FootEnd = "</dl>";
- $FootItem
-
脚注アイテムを定義します。注記1件ごとに1個の脚注アイテムが生成されます。★
$FootItem = "\t<dt><a name=\"R{n}\">{n}: </a></dt><dd>{html}</dd>\n";
- $FootLimit
-
脚注の自動生成位置を正規表現で指定します。脚注開始タグが見つからない場合、これにヒットした個所の直前に脚注開始タグと脚注終了タグが挿入されます。
$FootLimit = "</?address|</body|<h[1-6]|<hr|</?noscript|</?noframes";
- $JSFile
-
外部スクリプトファイルのパスを指定します。
$JSFile = "dat2html_popup.js";
★印の項目では次の変数が使えます。
- {n}
- 脚注番号
- {html}
- 注記内容
動作環境
- 秀丸エディタ v6.00 以降 + 田楽(でんがく) DLL v2.20 以降で動作するはずです。
- 秀丸エディタ v7.03 + 田楽(でんがく) DLL v2.95 で動作確認しました。
ライセンス
- このマクロはフリーウェアです。自由に利用、改変、再配布することができます。
- 作者はこのマクロに関する一切の責任を持ちません。
- 改変したものを公に再配布するときは次のことを明記してください。
- 改変したものである旨(できれば改変内容も)
- 改変元の名称、バージョン、一次配布場所
配布場所
一次配布場所は Wisteria - 秀丸マクロ - Popnote です。二次配布は今のところ行っていません。
謝辞
dat2html_popup.js は DAT2HTML に使われているものを流用させていただきました。作者の tatsu さんに敬意を表します。ありがとうございます。
- Version 1.02 (2007/10/19)
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- dat2html_popup.js を差し替え(IE の Standard モードに対応。作者の tatsu さん、ありがとうございました)
- Version 1.01 (2007/10/17)
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- 括弧書きへの逆変換で 259 文字(括弧込み)を超える内容がぶった切られるバグ修正
- 脚注への変換で最初の1個の内容に開き括弧がくっつく問題修正(秀丸エディタ v7.03 の問題と思われる)
- 注記強制終了位置のデフォルト定義を修正(</A> とかに誤爆してた)
- dat2html_popup.js を修正(フォントサイズ指定と DL 要素・ DT 要素の横幅指定をコメントアウト)
- HTML テンプレートを修正(IE が Standard モードだとポップアップが不正な場所に現れることがあるようなので Quirks モードになるようにした)
- Version 1.0 (2007/10/17)
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